いまを生きるアルミ建築

ARRTY@ARRTY 1
九州発 浮遊する癒しの空間「tsubomi」

 敷地を贅沢に使った開放的なエントランスの先に水辺を浮遊するキューブ状の異空間「tsubomi」。10月1日、九州福岡市郊外にオープンした「ARRTY@ARRTY那珂川店」は、一見美容室とは思えないほどの斬新な建物で道行く人々の注目と話題を集めています。
 BALIモダンをコンセプトに店舗の随所にアルミを活用したこれまでにない美容室の構想は、癒しを追求した「ARRTY@ARRTY」代表古賀様と、建築デザインを担当された「戸谷 悟デザインオフィス」戸谷様のこだわりから生まれました。
 「座って過ごす時間が長いお客様に少しでも癒しの時間を提供したいと思い、リラクゼーションルームを作ろうと考えました。戸谷さんより『離れ』としてtsubomiを活用する話を聞き、非日常的な空間としてピッタリだと思いました」と古賀社長。ヘッドマッサージが人気の「つぼみコース」など、予約されるお客様は連日後を絶たない様子です。
 インパクトのある外観は戸谷様の発案。「あえて『離れ』としたのは、お客様に一度屋外に出て自然の空気と季節感を感じてもらうためです。さらに高さ的な変化を加える事で、視界を一度開放しようと中二階に設置しました。一番意識したのは浮遊感を出すための絶妙な高さとシャープな基礎。軽量なアルミパネル構造のtsubomiだからこそ、実現できたと思います」。
 tsubomi内部には特注の「肥前名尾和紙(佐賀県重要無形文化財)」が施され、日没後は和紙からこぼれる灯りが行灯のように夜空をそっと照らします。天然素材の風合いとアルミのコントラストは、予てからアルミ素材に魅せられていた戸谷様ならではのアイデアです。

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    受付カウンター(竣工当時)。

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    tsubomiを使った「はなれ」(竣工当時)。

美しさと機能の融合

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バリの彫り物をモチーフに組まれたグリッドシェルフ。ディスプレイ棚とフロントからの目隠しを兼ねた透明感あるレイアウト。

 さらに店内では、インテリアから什器に至るまで随所にecoms製品をご採用いただきました。フロントの高い吹き抜けから入る光を柔らかく反射するルーバー、そして中央にはアルミとガラスを組み合わせたオリジナルのカラーブースも。自由度が高いecomsパーツをフル活用して、機能性を確保しています。
「カラー剤を使用するのでインテリアには『耐薬品性』も欠かせません。アルミならアルコール等で一拭きすればキレイになるので、とても衛生的ですね」と店長の梶原様。アルミが放つ乳白色の輝きは店内に「清潔感」を漂わせています。
「離れのある美容室」として業界でも話題の同店には、四国・大阪など遠方から見学者が訪れる事もしばしば。今後tsubomiスペースは、エステや着付けにも活用していかれるそうです。tsubomiとアルミ家具が彩る美容空間は、訪れたお客様に新しい輝きを届けます。

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    シャンプーブースの什器もすべてアルミ。

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    耐薬性に優れたカラーブース

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    特注の和紙に包まれたtsubomi内部。

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    tsubomi夕景。

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    収納棚

戸谷 悟デザインオフィス
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